二転三転している改正電子帳簿保存法ですが、個人事業主の皆様は対応されたでしょうか。
通達が急すぎた
昨年末から急に通告された改正電子帳簿保存法(改正電帳法)対応。システム担当の方々、経理関係の方々は真っ青な数か月を過ごされたかと思います。
私もその一人でした^^;
対応すべき事項の内容精査、対応システムの調査、見積もり、ヒアリング、試用運転と怒涛の年末でしたが、12月に「2年の猶予期間」というお粗末っぷり。
やっておいて損はない
猶予期間があるとしても、いずれは対応する必要があるので務めている会社ではそのまま導入に踏み切りました。国内タイムスタンプBIG2であるセイコーソリューションズさんが提供するサービスです。
企業は外部サービスを利用すればいいのですが、個人においては年間コストからみると「おいそれと」導入できるものではありません。
また、少ない投資コストで改正電帳法に対応し、通常業務も楽になるなら、こんないいことはないですよね。
というわけで、Google Workspaceを利用した改正電帳法対応のご紹介です。
改正電帳法とは
下記のサイトでご確認ください。
国税庁
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/index.htm
freee 電子帳簿保存法
https://www.freee.co.jp/electronic-book/
対応のポイントは2つ
法律の解釈は各自の弁護士さん、税理士さん、会計士さんにご確認いただくとして
- 帳簿類:会計ソフト(私はfreeeを利用)で対応
- 関係書類:GoogleWorkspaceで対応
この構成で進めます。会計ソフトは解説するものではないので、関係書類の扱い(Google Workspace)について触れます。
Google Workspaceって何?
GoogleのクラウドサービスをまとめてGoogle Workspaceと呼んでいます。
Googleドライブ、スプレッドシート、ドキュメントスライド、フォームもGoogle Workspaceの一部です。
無料で利用できるGoogleドライブには15GBの容量制限がありますが、Google Workspaceと契約すると個人でも5TBまで容量を拡張することができます(追加することも可能です)。
私個人は2TBのプランで運用しています。動画をアップロードしなければ(画像やPDFだけなら)使い切れないくらいの容量です。ページの最後にクーポンコードを掲載しますので、お得に参加したい方はご利用ください。
Google Workspaceで電帳法対応する
前置きがながくなりましたが、概要をお伝えします。
全体の構成は下図のようになります。任意のフォルダに「フォーム」「(フォーム連携した)スプレッドシート」「ファイルアップロードフォルダ」を構成します。スプレッドシートとアップロードフォルダは自動で生成されるので、実際作成するのはフォームだけですね。
登録はフォームから
書類の登録にGoogleフォームを利用します。Google WorkspaceユーザーはGoogleフォームでファイルアップロードが利用できるので、こちらを活用します。
閲覧・検索はスプレッドシートから
Googleフォームに連動するGoogleスプレッドシートでは閲覧・検索用として活用します。こちらで金額、日付、発行元による検索を行います。検索はフィルタ機能を使ってもいいのですが、複数の条件によるフィルタ検索は使い勝手が悪いのでGoogle Apps Scriptで対応しました。これで検索要件をクリアできます。
ファイルの非改ざん保障は監査ログから
次に、登録したPDFファイルの非改ざん保障ですが、こちらはGoogle Workspaceのレポート機能(監査ログ)を利用します。ファイルの編集履歴が閲覧できるので、これで変更履歴要件をクリアできます。
まとめ
以上の流れで改正電帳法対応が可能になります。
あくまで個人の解釈なのでご自身の責任の元取り入れてください。心配な時は弁護士さん、税理士さん、会計士さんにご確認ください。
最後になりますが、これからGoogle Workspaceを検討される方向けに契約初年度の利用料が10%OFFになるクーポンコードをお知らせします。
D6LD3VRAEDHPNYE
登録はこちらのリンクから(Google Workspaceの説明サイトへ移動します)。
https://referworkspace.app.goo.gl/QHfb
Google Workspaceや本システムの導入についてご相談したい場合は、こちらのフォームからお申込みください。
https://my157p.com/p/r/PvYrVRq3