コラム

IT自動化の肯定と否定

「自動化すると仕事が効率化できるよ!」なんて体のいい言葉が飛び交っていますが、本当に自動化するだけで効率よく仕事ができるのでしょうか?

お客さんに話を聞くと、多くの方は「自動化」に幻想(汗)に近いものを考えていらっしゃいました。

自動化が何かを知らずに「自動化すると仕事が楽になる」と思ってました。最終的には楽にするんですが、自動化を導入するだけでは決して楽にはならないんですよね。

例えばリスト管理。

一般的にはランディングページからリストを取るわけですが、到達率/開封率に注意が偏ってしまってメルマガスタンドAで配信、メルマガスタンドBで配信、SMSで配信、LINE公式アカウントで配信...もちろん一回のオプト(リスト取得)でこれら全てのITツールから自動で配信することは可能ですが、もはや配信ジプシー状態ですよね。

マルチ配信がダメと言いたいのではなく、手元リストを戦略的に活用することをお伝えしたいんです。配信ツールにはトレンドがあり、そこにターゲット層がいるなら積極的に活用すべきです。しかし、それは戦略ありきであって、ツールありきではありません。

「自動化すれば楽になる」と幻想を抱いている方は「数打ちゃあたる」的な傾向が強いです。予算が潤沢なら「数打ちゃあたる」も悪手ではありません。むしろ、その方が早く結果が出ます。でも多くのケースでは予算は限られており、かつ、少ない予算で収まる方法を検討するはずです。

だからこそ考えて欲しいんです。

どの業務の何が解決すると楽になるのかを

人のケースはあくまで人のケースです。

自分(自社)のどの業務に当てはまるのか?その業務は人手でなくてもいいのか?、機械的で問題ないか?など検討することが大事です。

私は自動化を推奨する側の立場ですが「自動化すれば、とりあえずなんとかなるでしょ」と思ってらっしゃる方の思考には違和感を覚えてしまうんです。

ABOUT ME
Nozomu.Kon
トータルソフトウェアコーディネーターがあなたのお困りを即時に解決!