「わたしだけ…」だいたひかるさんのネタではありませんが、知り合いのメールは普通に届くのに、自分のメールだけが届かなかったり、迷惑メール判定されてしまうことってありますよね。
誰が迷惑メール判定しているのか?
届かない、迷惑メール判定の対策をするには相手(メール送受信の仕組み)を知る必要があります。
メールを送る人は私、そして送信サーバー。これはOKですね。
今回のターゲットは受信側になります。
迷惑メール判定は基本、受信側のメールサーバーが行っています。意図的に設定しない限り、なんらかの迷惑メールフィルタ(除外)があると思います。
では、迷惑メール判断はどんな観点で行っているのでしょうか?
メールの送り主は本物か?
「なりすましメール」という言葉を聞いたことがありますか?
実はメールって(技術的には)簡単に別人に成りすますことができます。個人や会社に届く迷惑メールをうっかり開いてしまうのは「なりすまし」のためです。
しかし、メールの送信実情として、代行送信(これも「なりすまし」と言えば「なりすまし」)は一般的に行われています。起業家さんで言うなら、メルマガスタンド(メールマガジン配信サービス)は、起業家のブランド(ドメイン:後述)を利用して配信しています。でも、実際は「なりすまし」ではなく「経由したメール」として扱われます。難しい話は割愛しますが「SPF(Sender Policy Framework)」という仕組みを適用することで「なりすまし」ではなく「正しい送信者が意図的にサーバーを経由して配信した」ことを証明しているんですね。
「なりすまし」によく使われるドメイン(gmail.comなど@より後ろ)は迷惑メール判定されやすくなります。とあるメルマガスタンドで迷惑メール判定されると、そのメルマガスタンドを使っているユーザー全体に影響が及んでしまうのは、そのためです。
自分と、そして同じサービスを利用する他の方を守るために送信設定は正しく行ってくださいね。
たくさん送りつける相手は…
大量のメールを送り付けてくるメールはスパムメールと呼ばれています。某缶詰のCMにおいて商品名をしつこく何度も連呼していたことから「スパム=しつこい」の図式が成り立ってしまいました。
もちろん、これも迷惑メール判定されます。
メールの通知頻度は当然ですが、送り付けるメールが事あるごとに不利益な内容の場合、受信サーバーの学習によってスパム判定(迷惑メール判定)されることもあります。
添付ファイルが悪さをする場合も
添付ファイルやメールを開くとウィルスに感染したり、急に海外サイトが開いたり、意図しない動作を引き起こすのがウィルス感染メールの特徴です。
感染チェックは受信サーバーと、みなさんがお使いのパソコン(ウィルススキャンなど)でも行われています。
ウィルスは基本、いたちごっこのため、完全に防ぐ手立てはありません。セキュリティソフトを最新に保ってください。ホワイトリスト(知り合いのみ許可する)という考え方もありますが、あまり普及していません。
メルマガ発行者ができること
そのほかにも迷惑判定される要因はありますが、割愛!
ここからはメールマガジンを発行する側としてやれる事(やるべき事)をお伝えします。
それは、SPF設定です。
SPF?なにそれ、食べれるの?
SPFは【Sender Policy Framework】の略で、ドメイン詐称を防止する枠組みを指します。先の例でいう「なりすましの防止」になります。ドメインを管理するサーバーが「〇〇さんが私の名前を使うことを許可していますよ」という仕組みです。
SPF設定を適切に行うと、なりすましを防止することができるのでとっても大事です。
できる事からやる
ITは進歩が速いので、新しい考え方、新しい技術が容易に現在を書き換えてしまいます。
「だったら、対応しなくてもいいじゃん」
ではなく、いまある技術で、いまできる事をタンタンと実行していくことがあなたの信頼につながり、起業・副業の成長につながるものと私は考えます。