今回はブレッドボードを使ったLチカを試してみます。
今回はWindows環境で行います。また、テキストは前回と同様P026を参照してください。
ブレッドボードでLチカ
テキストP025では直接GNDと13番ピンにつないでいましたが、注記にある通り、抵抗を介さない接続は推奨されません。
これは抵抗がないと無秩序に電流が流れてしまうからです。
短い時間であれば電流もそう流れないので大丈夫ですが、長時間大電流を流してしまうと供給する基板(電源)も発光するLEDも壊れてしまいます。オームの法則は[math]R=\frac{V}{I}[/math]ですが、Vは5Vで固定ですから抵抗値が無い(小さい)とと電流は大きくなってしまいます。
一方である程度の抵抗値があると電流も有限に収まります。この時の抵抗は電流を制限することから制限抵抗とも呼びます。
今回はブレッドボードを使っていますので、簡単ですが回路図を示します。
またプログラムは以下の通りです。
/* Blink Turns on an LED on for one second, then off for one second, repeatedly. This example code is in the public domain. */ // Pin 13 has an LED connected on most Arduino boards. // give it a name: int led = 8; // the setup routine runs once when you press reset: void setup() { // initialize the digital pin as an output. pinMode(led, OUTPUT); } // the loop routine runs over and over again forever: void loop() { digitalWrite(led, HIGH); // turn the LED on (HIGH is the voltage level) delay(1000); // wait for a second digitalWrite(led, LOW); // turn the LED off by making the voltage LOW delay(1000); // wait for a second }
前回コードから変更したところは10行目のLEDのピン番号のみです。
20行目のHIGH出力で5Vが出力されるので、5Vピンと8番ピン(5V)で等電位となるため、電流が流れません(LED消灯)。22行目のLOW出力で5Vピンと8番ピン(GND:0V)で電位差5VができるのでR=V/Iを変形してI=V/R=5V/1kΩ=50mAとなり、LEDには50mA流れることになり点灯します。
概要はYouTubeに掲載しましたので参考にしてください。
(クリック音が大きいので音量に注意してください)