GR-SAKURAの動作検証をしていきたいと思います。
今回はPCとの通信を行うシリアルモニタです。
#include <rxduino.h> #define INTERVAL 100 void setup() { Serial.begin(9600); /* PC UART Setting usb-vcom */ } void loop() { for(; Serial.available(); ){ Serial.println(Serial.read()); } }
setup()とloop()はArduinoでおなじみの構成ですね。
さて、パソコンから受信した1バイト文字をエコーバックするテストです。準備として上記ソースをWebコンパイラでビルドしておき、sketch.binを作成します。
・Serial.available()
シリアル通信で受信データがあるか応答してくれます。受信データが無い場合は0が帰ってきます。
・Serial.read()
受信した1バイトを返します。
・Serial.println(データ, フォーマット)
シリアルデータを改行付きで送信します。フォーマット未指定の場合は、10進数でフォーマットします。
パソコンとGR-SAKURAをUSBで接続し、基板上の赤いボタンを押すとプログラムの書き込み(GR-SAKURAのトップフォルダにsketch.binを入れるだけ)が行われます。
では、モニタソフト(今回はTeraTerm)で確認してみましょう。
プログラムの書き込みが終わるとUSBドライバについてパソコンから聞かれるので、下記URLからUSB仮想COMポート用デバイスドライバをダウンロードします。
http://japan.renesasrulz.com/gr_user_forum_japanese/m/mediagallery/24.aspx
ダウンロードしたらzipファイルを解凍して、ドライバのインストーラに解凍場所を指定しましょう。
一度画面を閉じてしまったかたはマイコンピュータのプロパティからハードウェアタブを開き、デバイスマネージャを開いてください。不明のデバイスに「?」マークが付いているので右クリックからドライバの更新を選び、ドライバをインストールしてください。
GR-SAKURAでは転送レート9600としているので、TeraTarmも同様のセッティング(初期値ですが)で通信を開きます。では早速キーボードを叩いてみると…
帰ってきました。エコーバック。
キャラクタの8は0x38(16進)、つまり3 × 161 + 8 × 160 = 56(10進)なので上記のようになっています。他のキャラクタも同様です。
このような感じで通信確認ができました。
皆さんもお試しください。